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訪問先名称
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「富川は創造大学」(「○○は大学」研究所、00은 대학 연구소)
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訪問日時
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2012年10月23日 10:00~15:20
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場所
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富川文化財団
(地下鉄1号線松内(ソンエ)駅 徒歩10分)
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先方担当者
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氏名 パク・?(「○○は大学」研究所職員)
ホン・ソヨン(企画担当)
ユン・ジソン
キム・ボラム
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先方連絡先
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所在地:
경기도 부천시 원미구 상1동
394-2 복사골 문화센터 3층 문화공동체 플라자
京畿道富川市遠美区上1洞394-2 ボクサコル文化センター3階文化共同体プラザ
電話番号:
メールアドレス:
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訪問者
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宮本みち子、佐藤洋作、津富宏、白水崇真子、山本耕平、白谷素子、畑山麗衣、新谷周平(記録)、カン・ネヨン(通訳)
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■入手資料等
■参考URL等 http://oouniv.org/
■その他参考資料等
【概要】
この活動は芸術表現活動で有名な社会的企業であるノリダン内部のプロジェクトとして4年前に始まり、今年、研究所として独立した。
○○には地域名が入り、例えば、「○○は芸術大学」のように、その地域全体が学び場としての機能を果たすことをイメージしたまちづくりの事業を行っている。ソウル市の自治区や富川市、仁川市などで展開されている。また、ある地域で若者が集まってこういうものを作りたいという時に研究所が支援を行っている。
【目的と活動】
もともと若者支援のために始まったものだが、そのためには地域とつながる必要があるという考えから、地域と若者を結合させるものとしてこのような活動になっている。「誰でも教える、どこでも学べる」をモットーとし、「地域の学び場」となることを目指している。
たとえば、20代、30代の若者が地域に入って、商店街の店主を講師として講座を開いたり、コミュニティバスの運転手さんを講師とした街のツアーを企画したり、市場の肉屋さんを講師として焼肉をしながら地域の話をしたりしているのだという。あわせて街の雑誌、祭、夜市場などのイベントを企画したりもしている。
この活動が、若者の仕事を作ることにつながっていくことを期待している。今年修了した若者は、社会的企業や協同組合を作る準備をしたり、メンバーそれぞれの地域で「○○は大学」をつくる準備をしたりしている。ビジネスモデルとしては、文化財団などからの委託事業を行ったり、地域コミュニティや商店街などからの要請で講座を行ったりすることで資金を得ている。
【参加の動機・経緯】
研究所職員であるパク氏は、8年間の大学在学中(兵役代替の産業隊への勤務を含む)に雑誌を作りたいと起業準備をしていたなかで、この活動に関わり始めたという(ノリダンには関わっていない)。
3人の女性メンバーは、大学生の活動を紹介するウェブサイト(「ステップアップ」)でこの活動を知り、文化活動の企画をしたくて、あるいは、絵を描くという自分の才能が地域でどう生かされるかその方法を学びたくて、この活動に関わったという。
【感想・考察】
具体的なレベルでの話をあまり聞けなかったためはっきりしたことは言えないが、ホビーバンクや想像キャンプなどと同様に、若い世代の人々が在学中から自分達の自由な発想で、社会と関わり「社会的なるもの」を構築していくさまが感じ取れた。
また、モンタンと同様にノリダンから派生した事業であるが、やはり社会的企業の「社会的」に欧米語のsocialに含まれるとされる、多様性を可能にする社会の基盤構築への意思が含まれていることを実感させられる。